Yasuoka Laboratory

【3年生の皆様へ】

泰岡研究室はいつでも見学を歓迎しております。気軽に学生居室(25棟319室)までお越しください!

既に訪問したい時間帯が決まっている方は こちらのフォーム(要keio.jp認証)からアポイントメントを取ることも可能です。


2. インストールガイド

Linuxでのインストール手順

1) CUDA対応のGPUをパソコンに挿す.対応かどうかはCUDA ZONEのHPから確認できる.ただし,大きいボード(GTX 280とか)を挿す場合は,カードの後ろのほうがマザーボード上の他の部品に接触しないように気をつけてパーツ選びをする.

  時間がない人はKNOPPIX for CUDAをCDに焼いてそこから起動すれば以下の手順は省略可能.

2) CUDA ZONEよりドライバ,SDK,toolkitをダウンロードする.

3) X serverを終了しなければドライバはインストールできない.やりかたは色々あるが,suでルートユーザになり/etc/inittabのrunlevelを3にしてrebootすれば一応OK.

4) ドライバをインストールする.Xのconfigurationを書き換えても良いか聞かれる時にデフォルトでは「NO」となっているがこれを「YES」とする.これ以外は全てデフォルトの設定でOKしてよい.

5) toolkitをインストールする.バージョンが混在しなければ/usr/loca/cudaにインストールするのが良いだろう.

6) SDKをインストールする.色々とバージョンによる違いがあるので,直前にインストールしたtoolkitの下にインストールするのが良いだろう.

7) CUDAの開発・実行に必要な環境変数を設定するために,~/.bashrcに以下の行を書き込む.(バージョンによりパスが若干異なることも)

export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/usr/local/cuda/lib

export PATH=$PATH:/usr/local/cuda/bin

最近のバージョンは64 bit用に別のライブラリを用いるので,64 bit環境で/usr/local/cuda/lib64がある場合はLD_LIBRARY_PATHに/usr/local/cuda/lib64を指定する.

8) X serverが立ち上がっていないとCUDA対応プログラムが動かないのでX serverを立ち上げる.runlevelを3にしてた場合は5にしてrebootすれば一応OK.

9) 試しにSDKのディレクトリでmakeしてみると,サンプルプログラムがコンパイルされる.これには暫く時間がかかる.問題なく終了するとSDKのbin以下に実行ファイルが生成されるので,何か適当に実行してインストールがうまくいったか確認してみる.(SDKのディレクトリ以下の構成はバージョンにより若干異なる)
GLUTが入ってないとコンパイルできないのでglut関連でエラーが出るときはfreeglut-develなどを事前に入れる.

※ノートパソコンではXを立ち上げるだけでも苦労することがあるが,BIOSの設定で解決することが多い.

コンテンツ

0. なぜGPUコンピューティングが注目を浴びているか
1. CUDAプログラミングを始める前に
2. インストールガイド
3. CUDAプログラミングの第一歩
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